ホアン・キエム湖周辺の歩行者天国 初の週末、市民でにぎわう

ハノイ中心部にあるホアン・キエム湖周辺の16の道路を、毎週末(金、土、日曜日)の夜に歩行者天国にする試みが、9月から始まった。初の週末となった2~4日は、おおぜいの市民が繰り出し、散策したり、ベトナム伝統のゲームをしたりして楽しんだ。

歩行者天国が行われるのは、週末の金曜日から日曜日の午後7時から午前零時までと、テト(旧正月)やお祭りなどの祝祭日。湖周辺の16の道路で、すべてのバイクや自動車などの通行が禁止される。

歩行者専用となるのは、ディン・テェン・ホァン通り、レーライ通り、レータック通り、ディンレー通り、グェン・シー通り、チャン・ティン通り、ハン・カイ通り、レ・タイ・トー通り、ホー・ホァン・キェム通り、ロース通り、ハンザゥ通り、ドンキン・グィア・ツック広場、チャン・グェン・ハン通り、ルォン・ヴァン・カン通り、バォ・カィン通り、ハンバイ通り。

この試みにともなって、周辺にはバイクの駐輪場が約100カ所設けられ、計5000台の駐輪ができるようになった。

一帯が歩行者専用になる時間帯、ホアン・キエム湖の周辺にあるバス停はすべて、チャン・カイン・ズ通りに移され、公共交通ルートに影響がないよう配慮した。

まだ早い時間帯から子ども連れの家族などでにぎわった。

ベトナム伝統のゲームで遊ぶ子どもたちの姿も。

ハンバイ通りからハイ・バー・チュン通りまでの、全ての道路でバイクや自動車が通行禁止となった。

街角では路上ミュージシャンらも演奏し、人々が足を止めた。

ホアン・キエム湖の周りにはおおぜいの人が集まった。

ホアン・キエム湖の小島に建つ「亀の塔」もライトアップ。

絵の展覧会や音楽の演奏なども行われた。

急な大雨で、足止めされる一幕も。