増加する外国人観光客をもてなそうと、ハノイ観光局は今月初旬、観光客らむけに情報発信する「観光情報サポートセンター」が開業した。ハノイの観光情報を提供するほか、観光ツアーの発着地点としても活用していく。

センターは、観光局がベトナム・ハノイ観光社(Vietnamtourism – Hanoi)と協力して運営。ホアン・キエム区のハン・ザウ通り28番地にブースが設置された。ハノイの主要な観光地へのアクセス情報などを提供して観光客をサポートするほか、観光客からの意見や要望の収集などにも活用する。

 

同センターではまた、ホアン・キエム湖を観光する4種類のツアーを提供する。歴史を学ぶツアー、ハノイ文化を知るツアー、ハノイの代表的な建築めぐり、ハノイでの東西文化の交流について学ぶツアーなどを企画している。

無料ツアーは、ベトナム・ツーリズム・ハノイ社が運営し、午前9時~午後6時、水曜日から日曜日までの間、行われる。各ツアーの所要時間は約90分、ベトナム語と英語の2カ国語で展開する。訓練を受けた学生がガイド役を務め、旧市街の裏通りなども紹介するという。

観光客は、直接ブースを訪れて観光情報を聞けるほか、ホットライン(0911 08 1968番)回線も設けられ、電話で情報を得ることもできる。

ブースのロースー通り側は、無料ツアーのとして、観光客らが集合する。各種の案内や資料、地図などは無料でもらうことができるほか、芸術品やお土産を並べた売店も併設する。また、ツアーを予約したり、さまざまなチケットの購入ができたりするほか、観光客からの要望収集やクレームの対応も行う。

ベトナム・ツーリズム社のレー・ブ・チャン社長は、「情報サポートセンターや4つの無料ツアーを設けたことで、ハノイのもてなしや親切な心を、世界の観光客に伝えることができる」と期待している。