開設が計画されているホーチミン市の都市鉄道(メトロ)5号線で、開発を請け負う韓国鉄道技術研究院と韓国国際協力団(Koica)は、計画段階の第2フェーズの総投資額を21億ドルと試算し、国内外の投資募集を始めた。

写真㊤=ホーチミン市メトロ5号線の完成予想模型
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会と共同で11月24日にホーチミン市で開催した「メトロ5号線第2フェーズ用投資募集セミナー」で発表した。21億ドルのうち5億ドルは、韓国政府が融資を決定している。残りについては、政府開発援助金(ODA)などの多様な方式での投資を考えている。

メトロ5号線は、ホーチミン市の鉄道システムの重要な位置にあり、グエン・バン・リン通りとベンルック・ロンタイン高速道路をつなぐほか、他のメトロ各線を結ぶ大切な路線。また、メトロ5号線は、ホーチミン市と近隣のロンアン省、ビンズォン省、ドンナイ省などの各省とを接続する線となる。

メトロ5号線の第2フェーズは、カン・ズオック(ロンアン省)の新しいバス停からホーチミン市のバイ・ヒエン交差点までの、計14.56キロメートルの区間。地下の駅が8駅と高架の駅5カ所の全14駅を設置する。

第1フェーズはバイ・ヒエン交差点~サイゴン橋までの全長8.89キロメートル。地下に8つの駅を設けるほか高架の駅が1カ所あり、総投資金は15億6000万ドル。

現在、ホーチミン市の鉄道管理委員会は、同市の各関係部門で意見聴取を行い、今後、政府、首相、国会に提出し、認可を受ける。