色トリドリ、百花繚乱 酉年で市場にぎわう

日本同様、中国由来の干支(えと)があるベトナム。酉(とり)年の今年は、縁起物である鶏の市場がにぎわいそうだ。書き入れ時とばかりに飼育業者は、目にも鮮やかな観賞用の鶏の飼育にはげんでいる。人気の品種を紹介しよう。
(Theo Vnexpress)

墨絵のような波紋
ブリティッシュ・セブライト=写真=は、まるで墨で描いたような波紋模様が特徴。オスが600㌘、メスが500㌘。平均価格は260~310㌦(約2万9000~35000円)。

日本でもおなじみ
長い尾羽が特徴のオナガドリは、日本でもおなじみの品種。中には尾の長さが9㍍にも及ぶものもいるという。つがいで2860㌦(約32万3000円)。

特徴はつま先に
フート省の鶏は、紀元前のフン王の時代から、9つの爪を持つものがしばしば見られたという。一般には5つの爪を持っている

ライオンのような風貌
まるでライオンのように羽根で顔をすっぽりおおわれているのはポーランドの品種。前が見えるのかと心配になる。価格は44~176㌦(約5100~約1万9000円)。

横綱級のサイズ
インド原産のブラーマは世界で最も大きな品種の一つ。体重は最大で18㌔にもなり、数万円で取り引きされることもある。

マレーシア発、理想のペット
マレーシアでは、過去半世紀にわたって、セラマの亜種を発展させてきた。その結果、小さくておとなしく、飼育しやすい理想的なペットを作り上げた。相場は12万4000~14万6000円。