ハノイ都市鉄道 ラーケー駅舎や車両を一般公開

ベトナム交通運輸省傘下の都市鉄道プロジェクト管理委員会はこのほど、ハノイ市(カットリン~ハドン間)を走行予定のメトロ2A号線のラーケー駅で、新車両と駅舎の一般公開を始めた。期間は約1カ月。管理委員会では、2018年第2四半期までの正式開通を目指す。

見学日は火曜日、水曜日、金曜日、土曜日。見学日以外は、清掃や残っている内装工事などを行う。見学時間は、平日が午前9時~11時と午後2~4時、土曜日は午前9時~午後3時まで。


電車の車両内部を見学する市民ら

明るい作りの駅舎には、入口と階段がそれぞれ2カ所ずつあるほか、身体が不自由な人のためのエレベーターなども完備されている。管理委員会によると、ラーケー駅の建設工事の主要部分は完成しているが、駅に上がる通路など、一部でまだ工事が続けられるという。


ラーケー駅の構内。明るく広々としている

都市鉄道は、当初は4両編成での列車運行を始めるが、その後、状況に応じて6両編成にまで増やすことができるという。4両編成の電車で1回あたり1200人が乗車でき、最高速度は時速約80キロメートル。電車は毎日、午前5時から午後11時まで運行する。1時間あたり最大約2万8000人の乗客を輸送することが可能になるといい、首都圏の交通渋滞緩和に期待が高まっている。