ベトナムのグエン・ティ・ゴアン(Nguyen Thi Ngoan)選手がこのほど、ドイツで開催された空手道のプレミアリーグで金メダルを獲得した。ベトナム人の武闘家が、この栄誉ある大会で最高のタイトルを手にしたのは初めて。

写真㊤=グエン・ティ・ゴアン選手は、ドイツでの世界大会で金メダルを獲得した

ゴアン選手は、女子61kg級の決勝で、カナダのJumaa Haya選手を3-1で下した。ゴアン選手は最初の2ラウンドを終えて、1-0とリード。対するHaya選手は、第3セットで3点を取り3-1と逆転したが、彼女は試合中に4つのミスを犯したため、審判が、Haya選手の敗北を告げた。ベトナム人選手は初戦を免除されたが、ゴアン選手はこの後、トルコ、スイス、アメリカ、フランスの4人のライバル選手を相手に、周囲を納得させる形で勝利し、準決勝へと進んだ。

準決勝では、現在の世界チャンピオンであるオーストリアのAlisa Buchinger選手に勝利して決勝進出を決め、衝撃を与えた。

空手道のプレミアリーグは、2020年の東京五輪への出場資格を得るために、選手が参加する最も重要な大会の1つ。2017年の大会では、世界87の国々から1380人以上の選手が参加した。