VINFASTが人気投票 生産型にも結果を反映

ベトナムの不動産最大手、ビングループによる同国初の自動車ブランド「ビン・ファースト(VinFast)」はこのほど、世界的に有名なデザインスタジオが手掛けたVinFast車のイメージデザインの人気投票を行った。

写真㊤=イタルデザインがデザインしたSUV 02 model。投票では2番目に人気が高かった(Photo: Vingroup)

今回の投票はイベントの一環として、10月2~16日に開催。14日間に6万2000人の投票があり、1万件のコメントが寄せられた。その結果、イタルデザインによるセダン02が得票数全体の36.2 %にあたる2万2396票、SUV02が同22.4 %の1万3833票を獲得した。いずれのモデルも、フロントマスクの「V」のロゴマークから、ヘッドランプ、屋根へと流れるような力強くてゴージャス、かつダイナミックなデザインが特徴だ。

上位2デザインの勝者には、総額4万8298㌦(約540万円)の賞金が贈られた。これ以外の18モデルにもすぐれたデザインが多く、フェラーリなどのデザインで知られるピニンファリーナによるセダン02、トリノデザインのSUV02 も目をひいた。

ビングループのグエン・ベト・クアン副社長は、「ビン・ファーストがモットーとするのはスタイル、安全性、革新、そしてパイオニア精神。今回の投票結果は、今後の車ので製造において、重要な意見として反映される。ビン・ファーストの車は美しく、モダンで世界基準、そしてベトナムのユーザーの好みを反映したものになることを保証する」と語った。同社では車の製造に向けてハイフォンの工場建設や、国内外の部品供給メーカーと契約を進めている。