「ジャパン ベトナム フェスティバル」日越共同で開催 ホーチミン市

日本とベトナムの民間交流を促す日越文化祭「ジャパン ベトナム フェスティバル」(JVF)がこのほど、ホーチミン市で開催された。5回目となる今年は「手と手をとって(Cùng nắm chặt tay nhau)」をテーマにさまざまなブースが出展し、3日間で約30万人が日本の文化や味覚に触れた。

写真㊤=開幕を祝って行われた日本風の「鏡割り」

日本とベトナムが共催し、今年は日越の外交関係樹立45周年の歓迎行事の一環とされた。イベントは、ホーチミン市1区の「23/9公園」などで3日間にわたり開催された。公園内では、日本の観光地や食べ物、特産品などの展示会が行われた。ブースエリアでは日本企業が自社の商品や技術をアピールした。

ステージでは、両国の有名な俳優らも登場。日本のポップミュージックのほか、盆踊りの風習など新旧の日本文化が紹介された。また近隣の会場では、農業や教育、文化などのセミナーも行われ、訪れた人にとっては両国の伝統文化や日越の友好関係などを知る機会となった。

開幕式典で、組実行委員会の武部勤委員長(元自民党幹事長、日越友好議員連盟特別顧問)は、「ホーチミン市で過去4回、祭りを行ってきたが、両国の人々に楽しんでもらえていると思う」などとあいさつ。

ホーチミン市のグエン・タイン・フオン市長も、「日本はいつも、ホーチミン市の貿易、文化、社会外交の一番のパートナーであった。祭りを通じて、両国のさらなる関係発展に貢献できると信じている」などと述べた。


日本料理もふるまわれた