ホアンキエム湖のほとりにサクラの枝3万本 ハノイ日本文化交流祭

日本とベトナムの文化交流を図るイベント「ハノイ日本文化交流祭」が23日、ハノイで開幕した。26日までの期間中、市中心部のホアンキエム湖からリタイトー公園まで、サクラの枝約3万本が飾られ、市民や観光客ら数万人が訪れた。

イベントは、日越文化週間の交流活動の一つとして毎年行われており、ハノイ市人民委員会とハノイ市文化・スポーツ・観光局、在ベトナム日本大使館と、日系のコンサルティング会社、AICグループなどが主催。今年は、日越の外交関係樹立45周年の歓迎行事も兼ねて開催された。

週末の24~25日には、会場となったリタイトー公園へ、おおぜいの人が足を運んだ。AICグループによると、今年は、サクラの枝を前回の1万本から3万本まで増やしたという。

首都ハノイの天候がこのところ温暖だったため、サクラは祭りの時期に合わせて見事に満開となった。会場では、ベトナムを代表する美しい花々とともに展示され、緑の木々の間でよりいっそう美しさが映えた。

会場のステージでは、さまざまな日本文化や踊りが披露され、日本の和服とベトナムのアオザイなども紹介。会場では和服を着て楽しむ女性たちの姿も見られた=写真㊤

期間中、サクラの花がしおれてしまわないよう、専門家が枝の鮮度や状態を細かく確認し、訪問者らは満開のサクラの花見を楽しんだ。