人気の絹製品ブランド「OZシルク」 ハノイ市の観光サポート店に認定

ハノイ市観光局は今年1月、人気の絹製衣類のブランド「OZシルク」(ハノイ市ホアンキエム区)を、観光客へサポートや観光促進など一定の基準を満たした商業施設「観光サポート店」に認定した。このほど、認定を示す看板の取り付けと、記念のファッションショーが開かれた。

ファッションブランド「OZ」は、2015に設立されたまだ若いブランドだ。だが、2016年には「ベトナム・アジア・シルクフェスティバル」や「ハノイ・アオザイフェスティバル」、「2016ベトナム・ファッション展示会」などの大きなイベントに参加し、ベトナムのファッション界でその地位と知名度を確立している。

ハノイ市中心部、ホアンキエム区52番地ロースー通りにある旗艦店「OZシルク」で行われた「観光サポート店」の認定式典では、ハノイ市の観光や絹産地振興に寄与したとして、ハノイ観光局の代表者が店に証明書を手渡した。

式典で、ハノイ市観光局観光管理部のチン・スアン・トウン部長は、「首都ハノイの観光は近年急速に発展しており、OZシルクのような基準を満たした信頼のおける店が増えることが、ハノイ観光を促進し、さらに市のブランドイメージを向上させることに貢献する」と評価した。

OZシルクは、高級ファッションブランドを目指し、バンフック村やニャサ村、バオロック・シルク村などのベトナム各地の有名産地産の最高級シルクを原材料としており、刺繍職人の手による伝統装飾をデザイナーらの創造力で商品に仕上げるなど、絹産地の振興にも寄与しているという。

OZシルクのデザイナーで、同ブランドを展開するミン・フック・ファッション社のルウ・クイン・ラン社長は、「ブランドとして、高い品質と、とどまることのない創造力がOZの特徴だ。今後も改革と伝統技術の活用によってベトナムシルクを継承、保存し、昇華することを目指していく」と語った。

OZブランドの登場以来、同ブランドのファンだという女優のチェウ・スアンさんは、「OZの商品は、とても美しく、ぜいたくだけれど、若々しくて印象的なところが大好き。自分に自信を持たせてくれる服です」と話した。