W杯開幕、関連商品の人気もヒートアップ=スペイン、ドイツのウエアは売り切れも

サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会が6月14日、開幕した。ベトナムがW杯の放映権を正式に取得するやいなや、国内のサッカーファンは、全64試合をテレビでライブ観戦できると大いに盛り上がった。同時に、W杯への熱気が高まるにつれて、多くの関連する商品にも人気が集まっている。

W杯のシーズンごとに、大手エレクトロニクス製品の販売業者は、テレビや関連製品の価格を下げるキャンペーンを実施する。これは業者にとって、消費者に良い製品をベストプライスで購入するよう促す、絶好の機会である。

また、ショッピングセンターでは、顧客の関心を呼ぼうと、さまざまなW杯販促キャンペーンが行われ、例えば、W杯の結果を予想し、当たった人にはテレビやスマートフォンが贈られるゲームもある。

一方で、新型テレビだけに関心が集まっているわけではない。人々のサッカー熱がヒートアップするにつれて、スポーツウエアの人気も急上昇した。ハノイ・カウザイ通りのスポーツウエアショップのオーナー、グエン・ミン・ホアさんは、「ベトナムが2018年W杯の放映権を取得したと聞き、大勢の人が店にやって来た」と語る。近隣省への配送も一気に増え、スペインやドイツといった強豪国のグッズはすでに売り切れるなど、ベトナム人のサッカーに対する無限の情熱がうかがえる。


W杯ロシア大会の公式マスコット「ザビワカ(Zabivaka)」は、今の時期、最も人気のある商品の1つだ

これらに加えて、ホテルやレストランも大いに活気づいており、サッカーを観戦する大型スクリーンを設置したり、顧客にさまざまな割引サービスを提供したりしている。