児童虐待ホットライン設置 ホーチミン市が防止策

ホーチミン市民生局は、ホットラインの設置などを盛り込んだ児童虐待防止対策の概要を発表した。被害を受けた子供や家族がホットラインの電話番号にかけると、警察への通報のように地区の人民委員会にダイレクトにつながる。

写真㊤=児童虐待防止に向け、ホーチミン市はホットライン開設を含む新たな方策を打ち出した(molisa.gov.vn)

ホットラインから電話を受けた担当者は、情報の信ぴょう性について確認し、人民委員会に連絡。その後、人民委員会は、被害にあった子供を早急に病院に送り、手当てを受けさせる。子供の受け入れから2時間以内に、病院が診断書を人民委員会に送付。その後、人民委員会は必要な書類や証拠を警察に送る。

今回のホットラインの設置を含めた対策は、市民の児童保護の意識を高める一環として、トー・ラム公安相が国会の質疑の中で示した。ブー・ドゥック・ダム副首相も広く国民に対して、児童虐待防止を最優先課題とすることを求めた。