ベトナム国有鉄道は7月上旬、顧客サービスの向上のため、ハノイ~ホーチミン間を結ぶSE1/SE2線に、新型の寝台車を導入した。すでに運行している4人用と6人用の寝台客室に加え、新たに2人用の豪華な客室が設けられた。

新型の寝台車では、1車両に2部屋が用意され、このうち1部屋が2人用寝室となる。プライベートな空間を求める顧客の声に応じたもので、利用者は客室で食事も楽しめるという。

車両内部には高級な材料やLEDライトなどを採用し、高い製造技術で作られる。トイレもエアコンが完備されるなど豪華な設備に加えて、環境に配慮した廃棄物処理システムも導入されている。また、新型車両の乗降口は高さが調整できるようになっており、出入りが容易になるよう工夫されている。

ベトナム鉄道では、ハノイ-ホーチミン間のほか、今後さまざまな路線でも多様なサービスを新たに開拓する計画だという。