枯葉剤による被害者を支援するチャリティーウォーク、ホーチミンで開催

ベトナム戦争中にアメリカ軍によって散布され、多くの被害を生み出した枯葉剤。この枯葉剤の被害者やその影響により障害を持った人々を支援するチャリティーウォークがこのほど、ホーチミン市で開催され、5000人以上が参加した。

写真㊤=8月5日、ホーチミン市で、枯葉剤による被害者と障害を持つ人々のためのチャリティーウォークが開催された(VNA)

このイベントに際し、ベトナム赤十字社(VRC)中央委員会のチャン・コック・フン副社長は、「戦争中に、およそ480万人のベトナム人が枯葉剤にさらされ、その影響を受けた人々は数千万人に上る」と指摘。そして「過去数年間、さまざまな活動を通して490万人の被害者や家族を支援してきた。その総額は1兆2700億VND(約60億円)に達する」と続けた。

さらに、フン氏は「ベトナム赤十字社は、全国の機関や個人に対し、枯葉剤による被害者や障害を持つ人々への支援活動への参加を求めている」と強調した。

2017年中に、このプログラムを通して1兆VND(約47億円)を超える資金が集まり、3000人以上の枯葉剤被害者への支援に使われた。