AAG海底ケーブル不調、今月9日には全面復旧の予定

ベトナムとアメリカをつなぐ主要光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」は、がトラブルに見舞われ、ベトナム全国でインターネットが不通になったり、接続不良が起きたりしている。9月7日から9日にかけて、復旧する見込みという。

AAGは、全長が2万191キロメートルにおよぶインターネット接続網で、東南アジア各国とアメリカ本土をつないでいる。

光ケーブルは、2009年に敷設され、マレーシアやシンガポール、タイやベトナムを通る。ブルネイや香港、フィリピンなどもつなぎ、グアム、ハワイを経由しながら太平洋を横断して、アメリカのカリフォルニアとつながっている。

このうち、ベトナム国内の光ケーブルは、全長約314キロメートル。敷設された当初から、頻繁に事故が起こっており、今年も1月以降、これまで4回もの事故が起こっている。

今回の不調は、8月23日の午後2時30分に起こった。トラブルがあったのは、バリアブンタウ省の沖合約257.7キロメートルの地点。現在、ベトナムでは、VNPT、ベトテル(VIETTEL)、FPT、CMCテレコム、NETNAMなどのインターネットプロバイダー会社がAAGを利用しており、ベトナムから海外への最大のインターネットアクセス量を担っている。