ホーチミン市や近隣の町で働く100組のカップルが建国記念日9月2日、同市で盛大に集団結婚式を挙げた。

写真㊤＝ハスの花を手に並ぶ100組のカップル（VNA/VNS Photo）

低所得や資金的な問題から公式な結婚式を挙げることのできない人らを対象に、ホーチミン市青年雇用支援センターが、2007年から実施している。この日は午前8時から、同市子供文化館のホー・チ・ミン像前で婚礼の儀式が行われた。その後、新郎新婦は電動自転車で市中心部へ移動。第10区のキー・ホア・ウエディング＆イベントセンターで行われた式に臨み、家族や友人から祝福された。

新郎新婦は、指輪とアオザイ、花の入った袋を受け取った後、記念撮影。主催者からは特に生活に困っている11組に、電動自転車11台と新居のアパート11部屋、総額1274㌦（約14万円）がそれぞれ贈呈された。

2人の幸福を願い、大空に向かって風船を飛ばす新郎新婦（VNA/VNS Photo）

キエンザン省から来たグエン・バン・トーンさんとグエン・ゴック・キューさんは、「集団結婚式に参加でき、多くの人から祝福されて、私たちはとても幸せ」と喜びを語った。同センターが主催する集団結婚式ではこれまでに、822のカップルが誕生している。