チャン・ダイ・クアン国家主席の国葬始まる

21日に亡くなったベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の国葬が、26日朝、ハノイ市で始まった。クアン国家主席の遺体は、ハノイ市内の国家葬儀場に安置され、葬儀は、共産党中央委員会、ベトナム国会、グエン・スアン・フック首相および政府関係者、ベトナム祖国戦線中央委員会などが執り行った。

弔問は朝7時から始まり、共産党や政府、国会、ベトナム祖国戦線、ベトナム軍と多くの当局関係者や共産党党員などが次々と国家葬儀場を訪れた。さらに、人生を党と人民に捧げたクアン国家主席の死を悼み、ハノイ市を始めベトナム全土から、一般の市民らも多勢集まった。

会場ではまず、クアン国家主席夫の妻、グエン・ティ・ヒエン夫人が線香を手向けた後、続いてグエン・フー・チョン共産党書記長を先頭に、党中央委員会の一団が亡き人に線香と花を捧げた。

続いて、チョン書記長が弔問し、「クアン国家主席はベトナム共産党の偉大な革命と、国家、国民のために大きく貢献し、特に人民警察や国家の防衛などの確立に重要な役割を果たした」と記帳。「彼の死は党と国、そしてベトナムの人々にとって大きな損失だ」と記した。

弔問では、続いてグエン・スアン・フック首相を先頭に、政府関係者らの一団が参拝。グエン・ティ・キム・ガン議長をはじめとする国会の議員関係者らの一団、ダン・ティ・ゴック・ティン国家主席代行と関係者らなどが故人に手を合わせた。ベトナム祖国戦線の一団は、中央委員会幹部会のハウ・ア・レン理事長が率いた。

弔問は同じ時間、ホーチミン市の統一会館(トンニャット宮殿)と、クアン国家主席の故郷であるニンビン省キンソン郡の13号村でも執り行われた。