ポーランドでこのほど開催された「ミス・スーパーナショナル2018」に、ベトナム代表としてミン・チュさんが出場し、「世界で最も美しい高齢女性」と評された同国女性の有名な肖像写真をあしらった衣装＝写真上＝を披露。世代を超えた〝2大美女の共演〟が話題を呼んだ。

衣装は、アオザイの上にはおるケープで、ディン・バン・トー氏がデザイン。笑顔の口元を隠す女性は、フランス人写真家、レアン・コックビル氏の作品「ヒドゥン・スマイル（Hidden Smile）」をデザイン化した。

写真の女性は、ホイアン市のホアイ川で観光客向けの渡し舟をするブイ・ティ・ソンさんで、作品が発表されるや、いきいきとした表情やおどけたしぐさが世界各国で話題に。米国メディアでは「世界で最も美しい高齢女性」と絶賛された。

撮影したコックビル氏は、写真について、「老いや貧困にもかかわらず、人生の幸福を感じさせる」として、自身の作品集「ベトナム：モザイク・オブ・コントラスト」の表紙にも使用している。

今回のコンテストでは、「世界で最も美しい高齢女性」の魅力にあやかろうと、2大美女の〝共演〟が実現した。コンテストではほかにも、同じくトー氏がデザインした「龍の子供、妖精の孫」と題した衣装＝写真下＝も披露された。

「ミス・スーパーナショナル」はパナマに拠点を置くワールド・ビューティー・アソシエーションが開催している世界最大級のミスコンテスト。今年は韓国代表の出場者が優勝した。