ズン副首相、ロンタイン国際空港の来年着工に意欲

 オンラインメディアのVNエクスプレスによると、ベトナムのチン・ディン・ズン副首相は先の会合で、南部ドンナイ省のロンタイン国際空港の建設について、民間資金を優先的に活用し2020年に着工したいと述べた。ホーチミンのタンソンニャット国際空港が処理能力を超えて以降、ロンタイン空港の建設は最優先事項となっている。

 ズン副首相はロンタイン空港が東南アジアの航空ハブになることへの期待を表明した上で、「潤沢な資金を持つ企業と連携できれば、公的ファンドや融資を使うよりも確実に事業コストを抑えられる」と指摘した。
 ベトナム空港会社(ACV)は先に、空港整備事業の第1フェーズ向けに10億~15億ドルを出資する意向を明らかにし、中核的投資家に名乗りを上げた。ACVは現在、運輸省、ドンナイ省関連当局とともに、第1フェーズ向けに1800ヘクタールの土地取得に取り組んでいる。
 また運輸省は関係者との会合で、コンサルタントの共同企業体JFV ( J=日本、F=フランス、V=ベトナム) が暫定的な空港の設計、デザインを完了し4月にも提出されると報告。また、JFVには3月までに環境面での影響に関する報告をまとめるよう指示したと説明した。JFVは6月までに事業の実現可能性調査報告を提出するよう求められている。
 ロンタイン空港の建設事業は3期に分かれており、完成まで30年超を予定。総工費は推計160億ドル。完成すれば年間の旅客処理能力は1億人、貨物取り扱い能力は500万トンとなる見込みだ。(時事)