ベトナム鉄道部門、国際路線の拡張を検討

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、トランプ米大統領との会談で鉄道を利用してベトナム入りしたことを受け、ベトナムの鉄道部門は、特に中国を経由する国際鉄道路線の拡張を検討し始めているという。サイゴン・タイムズ(電子版)が伝えた。

 現在、ベトナムで運行されている国際鉄道路線は、ベトナム国有鉄道(VNR)が運営する、ハノイのザーラム駅から中国広西チワン族自治区の南寧駅までの1日1往復の路線だけだ。
 中越間にはこれまで、ハノイ-昆明(雲南省)と、ハロン-桂林(広西チワン族自治区)の間で運行されていた路線があったが、利用者が少なかったため、のちに廃線となっている。
 ベトナムは、欧州、韓国ないし北朝鮮に至る鉄道路線を開設したことはまだない。しかし、中国の国有鉄道会社、中国鉄路総公司と連携し、鉄道サービスで合弁事業を導入することは可能だ。
 また、ベトナムと自由貿易協定(FTA)を締結しているユーラシア経済連合(EAEU)の加盟国であるカザフスタンは、中国を経由する鉄道路線の開発で、ベトナムと協力することに関心を示しているという。
 多くの中国企業は現在、VNRと鉄道サービス事業で連携している。VNRと中国鉄路総公司の幹部は、来月開かれる鉄道国際協力機構の会合で、こうしたサービスを利用する法人向け料金について、協議する予定になっている。(時事)