6回目のアオザイフェスティバル開幕 ホーチミン市の文化や観光もPR

ベトナムの観光や文化の発信するイベントとして注目されている「アオザイ・フェスティバル」が2日、南部のホーチミン市で開幕した。今回で第6回目。同市のグエン・ティ・アイン・ホア観光副局長は、「民族衣装のアオザイを通じて、ホーチミン市の魅力を国内外の観光客に発信したい」と語った。

今年は、ミス・ユニバースのベトナム代表で2018年大会のトップ5に残ったヘン・ニエさん=写真㊦右から2人目=が、フェスティバルの顔となる。

イベントにはベトナム国内の有名なアオザイデザイナー26人が参加し、新作などが披露される。今年は、招待された韓国人のデザイナーによる「外国人の目から見たアオザイ」も登場する。
2週間の会期中、グエン・フエ通りやブイビエン通りなどの歩行者専用道路や、戦争歴史博物館、ホーチミン市郵便局など、市内のさまざまな名所や観光地でも、15の活動が繰り広げられる。
開幕の式典は2日、ホーチミン市の目抜き通りであるグエン・フエ通りで行なわれ、アオザイを身にまとった80人を超える芸術家らが、パフォーマンスを繰り広げた。

また、豪華絢爛のアオザイファッションショーが繰り広げられた。3日には、3000人超での大行列も行なわれ、飛び入りで参加する見物客の姿もあった。

そのほか、第6回アオザイコンテスト、写真展、アオザイの素材などをテーマとしたセミナーや、アオザイを身にまとっての夜会なども企画されている。