2月の外国人観光客数 、過去最多とみられる約159万人

ベトナム統計総局によると、2月にベトナムを訪れた外国人観光客は、前月より5.8%増えて 158万8161人となった。前年同月より10.9%増えた。旧正月(テト)があったことなどから160万人に迫る訪越者になったとみられ、1カ月間の外国人観光客数としては過去最多となりそうだ。

1~2月の2カ月の外国人観光客の累計は308万9927人。前年同期比8%増だった。

2月の外国人観光客のうち、空路を利用したのは、前年同月より9.6%増えた125万6093人で、全外国人観光客数の79.1%を占めた。海路利用者は、3万730人(全体の1.9%、前年同月比46.9%減)、陸路での入国者数は30万1338人(同19%、前年同月比32.1%増)だった。

1~2月の観光客の増減を国・地域別に見ると、前年同期比でタイ(36.9%増)、台湾 (27.1%増)、韓国 (24.6%増)、フィリピン (23.4%増)からの観光客が大きく伸びた。香港 (前年同期比18.3%増)、インドネシア (同13.2%増)からの訪越も増えたほか、日本人観光客も前年同期比9.5%増となった。

一方で、カンボジアからの観光客は前年同期比 49.2%減。シンガポール(同4.3%減)、オーストラリア (同2.1%減)も人数を減らした。また、観光客数としては88万人を超え、国別での訪越者数が最も多かった中国からの観光客が、前年同期比では1.3%減となった。

1~2月の2カ月間の国内の観光客の数は1660万人。このうち、1泊以上の宿泊を伴う旅行客は840万人だった。観光業からの総売上は129兆3,000億ドンで、前年同期比8.83%増となった。