プラスチック廃棄物の削減を呼び掛け=清掃キャンペーン始動-ホーチミン市

 国営ベトナム通信(VNA)などによると、ベトナム・ホーチミン市で9日、プラスチック廃棄物の削減を呼び掛ける清掃キャンペーンが始まり、市の幹部や各国関係者、市民などが多数参加して記念式典が行われた。

 式典で、市人民評議会のファム・ドク・ハイ副議長は、「環境保護はすべての人々の責任だ」と述べ、各省庁や企業、個人などが問題意識を強く持たなければならないと訴えた。カナダのカイル・ヌナス駐ホーチミン市総領事は、プラスチック廃棄物問題に対するホーチミン市の取り組みとキャンペーンの実施を称賛した。
 式典の後、参加者らはベンタイン市場で業者や市民らに布製の袋を手渡したり、街中で路上のプラスチックごみを拾ったりした。また、キャンペーンの一環で、プラスチック廃棄物汚染の影響と対策をテーマとする円卓会議も開催された。
 国際機関によると、ベトナムはプラスチック廃棄物の海洋投棄でアジアのワースト5位に入る。海洋プラスチック廃棄物汚染では、世界17位にランクされている。
 ベトナム・プラスチック協会によると、ベトナム人1人当たりのプラスチック消費量は1990年の年間3.8キロから25年後には41キロとなった。また、1分間に1000枚のポリ袋が使用されているが、リサイクルされるのはこのうちの27%にとどまる。天然資源・環境省は、ハノイとホーチミン市だけで1日に計約80トンのプラスチック廃棄物やポリ袋が排出されていると推定している。(時事)