燃料への環境保護税再引き上げ、撤回も=1月から既に増税実施

 ガソリンなどに課される環境保護税を、1リットルあたり最大8000ドン(0. 35ドル)へとさらに引き上げる財務省の提案について、ベトナム政府は撤回することを検討している。消費への悪影響などが懸念されるため。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 ベトナムでは昨年の環境保護税引き上げに関する国会決議を受け、1月1日付で税額はガソリンが1リットルあたり1000ドン引き上げられ4000ドンに、灯油は700ドン上昇の1000ドンなどとなっている。
 財務省提案は環境保護税法改正案に含まれ、石油とガスが対象。政府は国会に2019、20年の立法スケジュールなどを報告したが、対象拡大などをめぐり改正法案策定にはさらに時間を要するとしている。
 財務省の環境保護税増税提案には、専門家や一般市民から懸念の声が上がっている。専門家の多くは、同税引き上げは景気刺激策に逆行するだけでなく、中低所得層への不公平を生じさせ国内消費を低下させるなどと指摘している。(時事)