最先端の環境技術を紹介 「エンテックベトナム2019」来月ホーチミン市で開催

環境に関するさまざまな最先端技術などを紹介する国際展示会「エンテックベトナム2019(環境技術、エネルギーとエコ商品に関する国際展示会)」が4月12~14日、ホーチミン市のサイゴン展示会センター(SECC)で開催される。

このイベントは11回目の開催。250のブースが設置され、環境総局と環境技術コンサルティングセンター、さらに、国際展示会などを主催する韓国の釜山コンベンションセンターなどが共催する。

恒例となったこのイベントは2009年に、ハノイ人民委員会と環境資源、商工省が主催して、初めて行なわれた。2017年以降は、場所を変え、ホーチミン市で開催されている。

今回は、「廃棄ゴミとエネルギー」がテーマ。実行委員会は、社会的問題になりつつある廃棄物やゴミを発電のための燃料に活用するなどの、実現の可能な商品や技術を展示し、投資家や企業に環境保護や最先端のゴミ処理技術などをPRする。

ホーチミン市では、2020年までに、同市のゴミのうち、埋め立てで処理するものを全体の50%にまで削減、2050年には20%まで減少させることを目標としている。ゴミの処理問題は、ホーチミン市だけでなく、ベトナム全国で緊急の課題となっている。このため、企業にとっては大きなビジネスチャンスで、海外企業にとっても、ベトナム進出の契機となりうる。

また、今回は初めて、スマートシティーの整備や課題解決策などを提案する30のブースも誘致される予定で、特に関心が高いという。スマートシティーの整備も、環境に優しい技術やエネルギー、商品などの市民の認識を高める活動の一環とされる。