輸出用水産物5400トンが漁港で滞留=原産地証明の発行権限規制で

 ベトナムの一部漁港では原産地証明を発行する権限がないため、輸出向けの魚・水産物が約5400トン滞留している。オンラインメディアのサイゴン・タイムズが、ベトナム水産物加工・輸出協会(VASEP)のグエン・ホアイ・ナム事務局次長の話と報じている。

 ナム氏は、1日に行われた政府作業チームとの会合で、農業・地方開発省が2018年に公布した通達「第21号」では、国内83漁港のうち原産地証明を発行できるのはわずか47港に限定されており、事業活動が困難になっていると訴えた。
 政府作業チームの代表を務めるマイ・ティエン・ズン官房長官は同省に対し、規制を見直し、不要なものを廃止するよう指示したという。
 農業・地方開発省規制局のグエン・チ・キム・アン局長は会合で、3月25時点で国内83港を拠点に1日約9300隻の漁船が操業していると説明。年間の水産物取扱量は約180万トンに上るという。
 同省は原産地証明の発行権限のない港に対し、4月24日からする証明発行を許可する方針だ。(時事)