ワクチン注射の飼い犬4割にとどまる=狂犬病で年100人死亡

 ベトナム農業・地方開発省動物衛生局は、同国でペットとして飼われている540万匹のイヌのうち、狂犬病など伝染病のワクチン注射を受けたものは39%の210万匹にとどまることを明らかにした。トイチェ紙(電子版)が8日伝えた。

 動物衛生局の報告によれば、狂犬病の予防接種や、イヌにかまれて事後のワクチンを受けるために医療機関を訪れる人は毎年40万~50万人に上り、狂犬病で毎年ほぼ100人が死亡している。

 記事は、39%はあくまで登録された飼い犬に基づく数字で、登録されずワクチン注射をしていないイヌがこれ以外に多数存在する可能性があると警告。また、北部フンイエン省で先週、7歳の男児がイヌの群れに襲われ死亡したのを機に、飼い犬の管理や規制に関する疑問が浮上していると指摘した。

 当局は、放し飼いのイヌや野犬の駆除に取り組んでいるものの、効果はいまひとつだ。最大商都ホーチミン市は昨年夏、放し飼いのイヌを生け捕りにするチームを発足させたが、チームは目立った成果を上げないままに解散している。(ハノイ時事)