無担保消費者ローン規制案を公表=不良債権化阻止、借り手保護狙い-ベトナム中銀

 ベトナム国家銀行(中央銀行)はこのほど、金融会社(ノンバンク)が提供する無担保の消費者ローンを規制する改正通達案を公表した。消費者ローンが不良債権化するのを防ぐとともに、厳しい取り立てから借り手を保護するのが目的。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。

 改正通達案によると、「キャッシュローン」と呼ばれる無担保個人ローンは、返済遅延がないなど信用履歴が良い既存顧客に提供を限定。また、キャッシュローン残高は、金融会社が提供する消費者ローン全体の30%を上限とするとしている。
 キャッシュローンは現在、金融会社の主力商品の一つになっている。対象となるのは、全人口の50%超を占め、銀行口座を持たない月収300万~500万ドン(129~215ドル)の低所得層。キャッシュローンは担保を求めず使途を示す必要もないため、不良債権化するリスクが高い。
 一方、ローンを回収するため脅しの電話をかけたり、暴力団を雇って取り立てたりする金融会社もあることから、改正通達案では、借り手への威嚇的な手段を契約に盛り込まないよう求めている。(時事)