政府幹部職員、公務員の終身雇用を廃止へ=退職幹部の処罰も提案-タン内相

 ベトナムのレ・ビン・タン内務相は先ごろ開かれた国会の委員会会議で、政府職員、公務員の終身雇用制を2020年初に廃止することなどを提案した。公務員の競争意識を高め、能力を向上させる狙いという。また、退任した幹部政府職員について、在職中の違法行為をさかのぼって処罰できるようにする関連法の補足規定も提案した。サイゴン・タイムズ紙(電子版)が国営ベトナム通信(VNA)報道を基に伝えた。

 現在、公務員などは期限を区切らない雇用契約を結び、契約を更新した公務員は自動的に無期限の雇用契約を結ぶ権利を与えられる。しかし、20年1月の法改正後に新規採用される公務員には、無期限契約は提示されなくなる。法改正についてタン大臣は「競争意識が保たれると同時に、新しく雇用される職員に対し、自己の能力を向上させ、責任や任務を十分に遂行するよう促す」と期待を示した。
 一方、退任幹部職員への懲戒処分規定についてタン大臣は、問責、警告を与え、最終的に違法行為時の肩書を剥奪すると説明した。国会司法委員会は、補足規定は必要だとして提案に賛同。ただ、レ・ティ・ガ委員長は、肩書剥奪は地位に伴う利得などを取り上げるためであり、社会保険や健康保険はそのままであることを明確にするべきだなどと指摘した。(時事)