ホーチミン都市鉄道建設現場で地盤沈下の懸念=完成期限に影響も

 ホーチミン市で進められている都市鉄道の建設現場で地盤沈下が発生する懸念が生じており、工事がここ2週間ストップしている。近隣でのホテル/住宅ビル建設工事が影響しているとみられ、都市鉄道の2020年末までの完成時期に影響を及ぼす可能性もある。サイゴン・タイムズ紙(電子版)がタインニエン紙の報道を基に伝えた。

 それによると、都市鉄道管理局(MAUR)の現場責任者は市建設局や第1区当局に対し21日、地下水位が低下しており、レロイ通りのトンネル建設工事現場や隣接ビルで、地盤沈下を引き起こす可能性が高いとする書簡を送った。管理局によると、レタイントン通りのホテル/住宅ビル建設事業主が地下水をくみ上げたため地盤沈下が起き、近隣ビルや鉄道建設にも影響を及ぼしているという。

 鉄道建設計画では、業者がレロイ通りを掘削しトンネル部分を建設することになっている。しかし、地下水位の異常な低下を受け、管理局は日本工営を主体とするコンサルタント企業連合NJPTに地盤を定期的にチェックするよう進言。また、建設請負業者に掘削工事を中断するよう要請しており、作業は2週間中断している状態だという。

 こうした事態を受け、管理局は市建設局や第1区当局に対し、地盤沈下の予防措置をできる限り早急に講じて住民の安全を確保するとともに、鉄道事業が着実に進展できるよう対応を求めた。(時事)