太陽光発電所の建設、加速=優遇措置の適用期限間近で

 ベトナムで太陽光発電所の建設が加速している。2017年4月に公布された首相決定により、19年6月30日までに国家送電網に接続すれば「1キロワット時あたり9.35セント」という魅力的な買い取り価格が適用されるからだ。この期限を過ぎると、買い取り価格は同6.67セントに下がる。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)などが伝えた。

 国有ベトナム電力公社(EVN)傘下でダナンに拠点を置く中部水力発電(CHP)は、複数の太陽光発電所の建設を加速するため、建設現場の労働者を800人に増員。その結果、ダクノン省のクジュット太陽光発電所事業は計画より2カ月早い4月20日に稼働した。同発電所は設備容量が50メガワット(MW)、事業費は1兆3000億ドン超で、年間9000万キロワット時超の電力量と2000億ドンの(約10億円)売り上げが見込まれる。
 3月には、ダクラク省ブオンドン県に中部高原地方で初となる太陽光発電施設が完成している。設備容量は100MWで。総投資額は約2兆3000億ドンだった。
 さらに、チュンナムグループがニントゥアン省に建設中の太陽光と風力による発電施設が4月27日の稼働を予定している。同社の幹部によると、チャビン省に建設中の施設も6月30日までの完成に向けて工事を急いでいるという。(時事)