豚コレラ鎮圧へ軍を動員=農業省、非常事態を宣言

 【ハノイ時事】ベトナムのトイチェ紙(電子版)は14日、同国で家畜伝染病のアフリカ豚コレラがまん延し、国内で飼育される豚の4%に当たる120万頭あまりが殺処分されたことを受け、さらなる拡大を防ぐために当局が軍や警察を動員する方針と伝えた。フン・ドク・ティエン農業・地方開発副大臣は、このほどハノイで開かれた会議で「家畜伝染病によって、これほど危機的で困難な状況に直面したのは初めてだ」と語り、非常事態だと強調。対策に全力を挙げる姿勢を示した。

 ベトナムでアフリカ豚コレラの感染が確認されたのは今年2月。北・中部に加え、5月になって南部のドンナイ省やビンフオック省でも報告されている。記事によれば政府は、埋葬に必要な資金や埋葬用地の手当てが付かなかったために対応が遅れたとしており、実態を調べて地方当局の責任を問う構えという。
 豚肉は、ベトナムの食肉消費量の4分の3を占める。