ベトナムのアルコール消費、8年で9割増=世界5番目の伸び

 世界的な医学誌ランセットが公表した調査結果によると、ベトナムは2010~17年に一人当たりのアルコール消費量が90.2%増加し、東ティモールやナイジェリアなどに続き、世界5番目の伸びとなった。オンラインメディアのVNエクスプレスなどが伝えた。

 17年、ベトナム人一人当たりのアルコール消費量は8.9リットルだった。日本の7.9リットルや中国の7.4リットル、インドなどを上回った。
 ベトナムには元々「ビール文化」が根付いており、値段の安さもあってビール消費量は年々増加。17年は約40億リットルで、東南アジア最大のビール消費国となった。
 公式データによれば、ベトナムは1年間に34億ドルをアルコールに費やしている。これは、政府歳入の3%に相当する。一人当たりは約300ドルだが、一方で、医療への支出は113ドルだという。
 世界保健機関(WHO)は18年、グエン・スアン・フック首相に書簡を送り、ビールおよびアルコール飲料の製造、販売、広告に対する規制を強化し、飲酒を抑制して国民の健康を守るよう提言した。ベトナム保健省も同年、ビールの広告禁止を提案した。
 WHOによると、ベトナムは交通事故原因の40%が過度な飲酒に関連しており、驚くべきことに、平均で1時間に1人が交通事故で死亡しているという。(時事)