フック首相、プラごみ削減の抜本策策定を指示=使い捨て製品25年までに使用停止へ

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、ハノイ市で9日に行われたプラスチックごみ阻止の全国キャンペーンの開始式で、プラスチック廃棄物の抜本的な削減策実施の必要性を強調した。使い捨てプラスチック製品の使用を、2025年までに全国で停止することを目指す。国営ベトナム通信(VNA)が伝えた。

 フック首相は、毎年1300万トンものプラスチックごみが海に投棄され、生活環境や健康、各国の持続可能な発展に悪影響を及ぼしていると指摘した。
 首相はこれを踏まえ、各省庁・関係機関などに対し、プラスチック製品使用の段階的な廃止計画の概要をまとめるよう要請。使い捨て製品の使用中止を、都市部やコンビニエンスストア、スーパーマーケットでは21年までに、全国では25年までに達成するよう求めた。
 フック首相は、この問題に関する国民の意識を高めるため、特にマスコミの役割について言及。トゥアティエンフエ省で行っているグリーン・サンデープロジェクトなど、プラスチックごみの削減に貢献する取り組みに注目すべきだと述べた。
 また、天然資源環境省には、関係各省庁や関係機関と連携し、使い捨てプラスチック製品の利用削減、環境に優しい製品の開発促進、プラスチック廃棄物リサイクルの先端技術適用に関する規定や政策の策定を求めた。
 このほか、プラスチック廃棄物の輸入と、分解が困難なビニール袋生産の削減・廃止に向けた合理的な仕組みを打ち出すことも要請した。
 さらに、国内の企業には、プラスチックごみ問題に取り組み、企業の社会的責任を果たすことや、消費者には、買い物の際にショッピングバッグを持参することを呼びかけた。(時事)