世界でも高いベトナム人女性の就業率=起業家、管理職も増加-民間調査

 職業に就いたり、起業したりするベトナム人女性の比率は他国に比べて高く、女性の経済、社会への影響力も強まっているとする各種調査が相次いで公表されている。オンラインメディアのベトナムネットが伝えた。

 英誌エコノミストによると、ベトナムの15~64歳人口で、給与を得て仕事をしたり仕事を探したりしている労働市場参加者の比率は、男性が86%なのに対し、女性も79%と高かった。ベトナムの比率は中国より10ポイントも高く、経済協力開発機構(OECD)加盟の先進諸国でもベトナムより高い比率はアイスランド、スウェーデン、スイスだけだった。

 また、米英を中心とする研究者が世界54カ国の起業状況について調査した「グローバル・アントレプレナーシップ・モニター」で、ベトナムは起業家の男女比率が1.14対1で、調査対象国で女性起業家の比率が最も高かった。ただ、女性が経営する事業は非公式、私的なものが多く、自ら働く自営業者のうち女性は55%を占めた。しかし、経済構造が農業から製造業へとシフトする中で、働く女性はより自立性を強めているという。

 一方、英系大手会計事務所のグラントソントンが今年公表したリポートによると、ベトナムの上級管理職に占める女性の比率は36%で、フィリピンの37.46%に次いでアジアでは第2位だった。同社でアドバイザリーサービスを担当するグエン・ティ・ビン・ハ氏は、ベトナム人女性が経済で果たす重要な役割を鑑みれば、この結果は驚くに当たらないと指摘。指導的立場のベトナム人女性が、社会で大きな影響を与える地位に就くようになっていると強調している。(時事)