フォルモサ・ハティン、環境汚染事故への対応完了

 ベトナム・ハティン省党委員会のレ・ディン・ソン書記はこのほど、台湾プラスチックグループのフォルモサ・ハティン製鉄所が2016年に引き起こした大規模な海洋汚染事故に関連し、同社が天然資源・環境省から指摘されていた53項目の環境規制違反への対応がすべて完了したと発表した。オンラインメディアのザンチーなどが伝えた。

 フォルモサ・ハティンは16年、未処理の汚水が海に直接流出する事故を起こし、ハティン省を含むベトナム中部4省で魚が大量死。政府の報告によれば、漁業や観光業の約10万人が影響を受けた。その後、同社は漁業関係者への賠償を開始し、ベトナム政府の指示に沿って違反の改善に取り組んでいた。
 技術面では、コークス消火設備を湿式から乾式に変更した。新設備2基は日本の新日鉄住金エンジニアリングが受注し、2017年4月に着工。19年3月に最初の1基が完成し、2基目もこのほど完工した。
 台湾プラスチックは、この事故で5億ドルの賠償金を支払った。(時事)