ベトナムの特殊出生率2.09=少子高齢化の懸念も-ベトナム保健省

 ベトナム保健省のグエン・ベト・ティエン副大臣はこのほど開かれた会合で、同国の女性1人が一生に産む子供の数(特殊出生率)が平均2.09になっていることを明らかにした1992年時点では3.74だったが、2006年以降はこの水準で推移しているという。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 ベトナムで人口を維持するのに必要な特殊出生率は約2.1。保健省の関係者によると、南部ではドンタップ省が1.34、ホーチミン市が1.36などと、かなり低い水準になっている。
 また、65歳超の高齢者が全人口に占める割合は7.6%、15歳未満の若年層は24%だった。それぞれ4.7%、39%だった89年に比べ、少子高齢化も進行している。
 国連のリポートによると、ベトナムでは40年までに65歳超が1800万人となり、人口全体の18%超の水準まで膨らむ見込み。
 ベトナムは1960年代以降、急速な人口増加を抑制するため、1組の夫婦の子供を1~2人にする政策を実施した。今では、人口の高齢化をにらみ、1家族に2人の子供を持つよう後押ししている状況だ。