フック首相、中部各省に猛暑対策の強化を要請

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、ダナン市人民委員会やタインホア、ゲアン、ハティンなど中部13省に対し、長引く猛暑や干ばつ、農地への塩水侵入の対策強化を書簡で要請した。国営ベトナム通信(VNA)が報じた。

 フック首相はまた、中央自然災害対策管理運営委員会と、農業・地方開発省、商工省、天然資源・環境省など各省に対しても対策強化を命じた。
 ベトナム中部と中部高原地帯では、夏秋の作物生産期に入って以降、広い範囲で記録的な猛暑が続いている。特に、6月9~12日と20~23日は厳しい猛暑に見舞われ、最高気温はセ氏37~40度に達した。
 降水量も平年を大幅に下回っている。多くのかんがい施設や水力発電用の貯水池は、貯水能力の20~60%まで減少。貯水規模が小さいところでは、ほとんどが枯渇している状況だ。
 ベトナム国家水文気象局は、主に中部の西側で猛暑が続く可能性があるとしている。クアンナム、ビンディン、フーイエンの各省では、今後も河川の水位低下が続くとの見通しだという。8月以降も広い範囲で干ばつや水不足が発生する可能性があり、住民生活に深刻な影響が及ぶとみられている。
 このほか、中部の北側や南側でも、干ばつと水不足で、コメなどの農地が深刻な被害を受けている。(時事)