水際対策、ルール周知徹底へ=アフリカ豚コレラ-アジア会合

 中国などで流行している家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」の対応策を協議するアジア各国・地域の防疫担当者の会合が31日、東京都内で開かれた。まん延防止に向け、航空会社などを通じ、旅行客に対し渡航先に持ち込めない肉製品など各国・地域のルールの周知を徹底することで一致した。

 アフリカ豚コレラは昨夏以来、中国やベトナム、香港などで発生。日本にはアフリカ豚コレラの遺伝子が検出された肉製品の持ち込みが相次いでいることから、水際対策の強化が急務となっている。会合では、養豚場の衛生管理水準を引き上げるよう農家への教育に注力することでも合意した。 
 今会合には中国やモンゴル、ベトナムなど12カ国・地域が参加。日本からは農林水産省動物衛生課の担当者が出席した。次回会合はベトナムで11月に開催される予定。
 アフリカ豚コレラは有効なワクチンや治療法がなく、致死率はほぼ100%。人には感染しない。岐阜県や愛知県などで発生している「豚コレラ」とは別の病気。(時事)