国産医薬品、国民需要の半分に対応=ワクチンも大半が国産-保健省

 ベトナム保健省は、国産医薬品の使用推進を目指す事業の成果を検証する会議を開き、国際医薬品は今や国民需要の約半分に対応でき、全国で投与されるワクチン13種類のうち12種類を国内メーカーが製造できるようになったと評価した。国営ベトナム通信(VNA)が伝えた。

 同省報告によると、現在ベトナムにはワクチン製造企業が4社あり、全国を対象に3000万投与分の製造能力を保有。一方、世界保健機関(WHO)が定める医薬品の適正製造基準(GMP)を満たすメーカーは198社に達し、これら企業の11工場は米国、日本、欧州連合(EU)の先進各国・地域並みの厳しい基準で建てられている。
 全国の省や区で投与された医薬品のうち、国産品の比率は2018年に平均で65.53%に達した。個別省では、中南部フーイエン省が国産品投与率87%と最も高く、以下中部クアンビン省、北部トゥエンクアン省、中央高原地域コントゥム省なども70~76%と高かった。
 ただ報告によると、バックマイ病院(ハノイ)、ベトナム・ドイツ友好病院(同)、国立産婦人科病院(同)といった保健省直轄の大規模病院では、国産医薬品の使用比率は金額ベースで10%未満だった。これについて同省のチュオン・クオック・クオン副大臣は、これらの病院は地元医療機関が治療できない患者を受け入れるなど最高水準とみなされ、投与される医薬品は心臓疾患、がん、拒絶反応抑制など高度に専門化した医薬品で、国内メーカーがまだ製造できないためだと説明している。(時事)