中国からの輸入携帯電話部品に「ベトナム製」表示=ハイフォン市税関が摘発

 ベトナム・ハイフォン市税関はこのほど、中国から輸入されたコンテナ1基から「Made in Vietnam(ベトナム製)」と表示したラベルが付いた携帯電話部品を大量に発見し、押収した。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)がグイラオドン紙の報道として伝えた。

 同税関によると、これらの部品はランソン省に拠点を置くホアンバオファットIMEX社がハノイの企業から依頼されて輸入したもので、ホアンバオファットIMEXは税関手続きの際、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国との自由貿易協定(ACFTA)に基づいて特恵関税が適用される「原産地証明書(C/O)フォームE」を提出していた。
 税関職員は、貨物に中国のC/Oがあったもののコンテナを検査したところ、パッケージに「TITAN」というベトナム企業の名前と住所、サービスセンターの情報まで記載されたラベルと包装された携帯電話部品が大量にあった。製品には「Made in Vietnam」のラベルとベトナムのプリフィックス番号を示すバーコード「893」が付いており、コンテナ内の商品価値は10億ドン相当と報告されていた。
 これらの携帯電話部品はC/O(フォームE)を提示することで、0%の優遇輸入関税率が適用される上、商品にはベトナム製のラベルが付いているため、企業には10%の付加価値税が還付される可能性があったという。同税関の幹部は、このコンテナを摘発しなければ企業は数億ドンもの税還付を得ていたと述べた。(時事)