高齢者ケアの体制づくりを支援=ベトナム政府と知見共有-JICAと世銀

 【ハノイ時事】国際協力機構(JICA)と世界銀行が、将来の高齢社会をにらんだベトナムの体制づくりを支援するプログラムを開始した。日本などが持つ知見を共有することで、高齢者ケアの体制を構築するのに役立ててもらう。

 7日には、ベトナム関係各省の政策当局者らを招いたセミナーを開催。高齢化に関する日本の経験や、10年以上にわたって日本が協力してきたタイにおける地域レベルでの高齢者ケアの取り組みを紹介した。
 JICAと世銀は来春にかけて、こうした活動を展開する。9月半ばにはタイで、ベトナムの政府関係者ら約20人が参加する研修事業を実施。高齢化問題にかかわるタイの関係省庁を訪問したり、地域レベルで高齢者ケアに取り組む自治体の関係者や住民らと意見交換したりし、ベトナムによる今後の政策づくりを後押しする。
 ベトナムでは2030年代半ばに、高齢者の人口に占める割合が14%に達すると予想されている。高齢化問題への対応は、関係各省や地方政府、民間部門などとの広範な連携が不可欠になるとされ、ベトナム政府も早期に対応を整える必要がありそうだ。