ベトナムの女性就業率48.5%=ASEANで最高-アジア開銀など報告

 経済協力開発機構(OECD)とアジア開発銀行(ADB)が10日公表した東南アジア各国政府の公共政策や規定などを比較した共同報告書(2019年版)によると、ベトナムの2009~16年における女性の就業率が48.5%と東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で最も高かった。ASEAN各国の平均は42.7%だった。

 同リポートでは、ASEAN加盟各国政府について、電子政府の推進、透明性向上、女性の就労機会の改善といった公共サービスなどの分野で計34の項目を分析。ASEANの女性の公共部門への進出について、「進んではいるが、上級幹部の地位に到達するには大きな障壁に直面しなければならない」と報告した。
 16年、ASEAN諸国は公共部門のポストの半数近く(47%)を女性が占めた。ただ、閣僚ポストにおける女性の割合は、OECD諸国の28%だったのに対し、ASEANは10%にとどまった。また、18年のASEAN諸国の女性国会議員の割合は平均20%で、08年から1.7ポイントの上昇にとどまった。
 ADBは、アジア太平洋地域の持続可能な成長と繁栄を目的としており、18年に締結した新規融資と補助金の総額は216億ドルに上る。(時事)