政府系VDB銀に重大な違法行為=政府検査で明らかに

 オンラインメディアのベトナムネットによると、政府系ベトナム開発銀行(VDB)の貸し出し業務に重大な違法行為が発覚し、政府に責任が及ぶ可能性がある。

 VDBは2006年、政府の補助金を受ける非営利銀行として発足した。政府の方針に基づき、海外から借り入れた政府開発援助(ODA)資金を転貸しており、債券を発行することもできる。資本金は30兆ドン。財務省によると、年間の貸出残高は平均約100兆ドンとなっている。
 しかし最近になって、タイグエン製鉄(TISCO)の事業拡大で融資した7570億ドンをめぐり、VDBが元利金の再編を行っていなかったことが政府の検査で発覚。融資は依然、最低信用度である第5分類のままとなっている。18年5月末現在、TISCOが抱える債務は1兆5730億ドンで、このうち4150億ドンは返済期限を過ぎた債務。
 また、タインニエン紙によるとVDBは、農業・食品関連企業タイホア社が文書を偽造して融資資金を他の目的に使った一件にも関与。フックフン建設社でも同様の事例が明らかになっているという。(時事)