ベトナムフェスティバル、札幌市で初開催

ベトナムと日本両国の友好関係を高め、北海道の人たちに、ベトナムの文化や音楽、経済協力などについて伝えようと、今月15、16日の二日間、ベトナム文化スポーツ観光省と在日本ベトナム大使館が札幌市で、「第1回ベトナムフェスティバルin札幌(Viet Nam Festival in Sapporo 2019)」を開催した。

昨年1年間で、ベトナムを旅行した日本人観光客は、83万人に及んだ。また、日本を訪れたベトナム人観光客も39万人に増えており、日本を訪れた外国人観光客の中で、前年比で増加がもっとも大きかった国だった。また、日本で暮らしているベトナム人も、33万人に達するなど、両国の交流が深まっていることから、各地で日越の交流イベントが盛んに開催されるようになっている。

札幌市で同種のイベントが開催されたのは、今回が初めて。開幕式には、グエン・ゴック・ティン文化スポーツ観光相が参加し、「札幌市でのベトナムフェスティバルが、両国の文化と、国民同士の草の根交流をさらに活性化するだろう」との期待を語った。

会場では、北海道の人々にベトナムの文化や観光、料理などを紹介するブースが設置され、ベトナムと北海道の間の協力と交流などが紹介された。ステージではベトナムの人形劇や伝統的な音楽の演奏、アオザイのショーなどを披露。投資や貿易、観光促進のフォーラムも開催され、経済面での結びつきも強化された。