屋外活動の自粛呼び掛け=深刻な大気汚染で-ベトナム環境省

 大気の汚染状況が深刻になる中、ベトナム天然資源・環境省は子ども、高齢者、妊婦や呼吸器系に疾患を抱える人などに、屋外での活動を抑えるよう呼び掛けている。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)が1日、伝えた。

 環境総局のグエン・バン・タイ局長は1日、多くの都市でここ数日間に大気汚染の影響が広がっており、状況が当面、悪化し続けると予想した。被害を最小限にするため、リスクを抱えた人を中心に、外出をしたり、屋外での活動に参加したりするのを控えるよう勧告した。外出が必要な際には、マスクやサングラスを使うよう促した。
 タイ局長は、過去2週間に微小粒子状物質PM2.5が国の許容レベルを超え、大気は健康に好ましくない状態で推移してきたと指摘。ハノイの13カ所の自動観測地点では、9月25~30日にいくつかの場所で、大気汚染の度合いを示す指数(AQI)が200を超え、健康に害を及ぼすレベルになった。
 オンラインメディアのVNエクスプレスによると、2日午前の時点で、ハノイ市のAQIは180となり、1万を超える世界都市の中で最も大気の状態がひどい場所になった。当局者らは、ハノイでの大気汚染の原因に関して、建設工事や自動車・バイクの増加、鉄鋼、セメントをはじめとした重化学工業の工場を上げた。(ハノイ時事)