ハノイ都市鉄道、年内開業困難に=安全評価にさらに6カ月必要

 ハノイ市初の都市鉄道カトリン-ハドン線の安全評価を行っている認証機関の仏アパーブ(Apave)社は先ごろ、安全性に関する書類の審査が半分しか終わっておらず、完了にはさらに6カ月かかるとの見通しを明らかにした。このため、都市鉄道開業はさらに6カ月延期され、政府が目指す今年内の開業は困難な見通しとなった。オンラインメディアのVNエクスプレスが伝えた。

 安全評価遅延の見通しは、アパーブのグエン・コン・フー・アジア太平洋担当社長が明らかにした。アパーブは、鉄道建設を請け負う中国中鉄6局集団が運輸省の指示を受け、一部で補修を余儀なくされているため、補修終了まで安全評価ができないと説明。安全評価を終えるにはさらに6カ月を要するとの見方を示した。
 また、運輸省によると中国中鉄は設置した機器などを詳細に示した書類のすべてを提出していない。これに対し、中鉄側は機器の設置からかなり時間がたっており、すべての書類提出はできないと説明。安全性評価は建設途中に行うべきだったなどと反論しているという。
 同路線の建設の遅れについてチン・ディン・ズン副首相は先ごろ、請負業者は今年内の運行開始を確約する必要があると強調。一方、開業までにすべての安全基準を満たす必要があり、他の手続きなどは後回しでも構わないとして安全評価を最優先にするよう指示していた。(時事)