天気とともに大気の状況も予想=ハノイ環境局、観測地点増設など対応強化

 ベトナムのハノイ市当局は2020年、毎日の天気予報とともに、一両日中の大気の状況に関する予想も公表する見通しだ。オンラインメディアのVNエクスプレスが報じたもので、大気の観測地点を来年33カ所増やして44カ所とする。市内の工業団地や工場には、それぞれの観測設備を設置するよう求める。

 市環境局のルー・ティ・タイン・チ副局長は市内で先週開かれた大気汚染に関する会合で、同局が観測地点からのすべてのデータを収集し、大気の状況を予測すると語った。環境局は現在、日々の大気の状況に関する情報をウェブサイト(http://moitruongthudo.vn)で発信。大気の状況を示す指数(AQI)を毎日更新しているが、近く、1時間ごとに更新することにする。
 市環境局のマイ・チュオン・タイ局長は、世界銀行と協力して大気汚染の主な原因を特定する作業を進めており、来年5月に結果を公表すると述べた。世銀の当局者は「(汚染源として)交通渋滞、郊外での麦わらの野焼きなどが話し合われてきたが、微小粒子状物質PM2.5の主な原因を特定するのには具体的な数値が必要だ」と指摘した。
 一方、ベトナム・クリーン・エア・パートナーシップ(VCAP)のホアン・ズオン・トゥン代表は、主な汚染源の特定とは別に、現在の状況に対処する解決策をタイミング良く講じるべきだと主張する。多くの国は、二輪車メーカーと協力して、排ガスをチェックする仕組みを構築したと説明。二輪車の排ガスがあらかじめ規定した基準を超えた場合には、基準を満たすまで走行禁止措置が取られていると語り、ハノイにもこうした対応が必要だと訴えた。(ハノイ時事)