米最新アニメ映画、上映中止=中国と領有権争う海域地図で

 【ハノイ時事】複数のベトナム・メディアによると、米ハリウッドの映画制作大手ドリームワークス・アニメーションの最新アニメ映画「アボミナブル」が13日、ベトナムで上映中止となった。作品中の地図の映像に、中国が南シナ海で領有権を主張するために使う独自の境界線「九段線」が映っているため。

 ヒマラヤに伝わる伝説の生き物「イエティ」を題材にした作品は、ドリームワークスと中国のパール・スタジオの共同制作。ベトナムで今月4日に劇場公開されたが、観客から地図の映像に中国の「九段線」が映っているとの声が上がり、インターネット交流サイト(SNS)を通じて映像が広がった。ベトナム紙ファップルアット(電子版)によれば、ベトナムの配給会社は、上映手続きに十分な注意が払われなかったと謝罪しているという。
 ベトナムでは2018年3月にも、ベトナムが領有権を主張する南シナ海の海域が中国に属するかのような表現があるとして、中国映画「オペレーション:レッド・シー」の上映が中止になっている。