南シナ海「九段線」掲載のパンフを没収=中国の旅行会社が用意

 ベトナムのオンラインメディアのVNエクスプレスによると、9月にホーチミン市で開かれた国際観光見本市で中国の旅行会社が用意したパンフレットに、中国の南シナ海領有権主張を示し、ベトナムの領有権を脅かす「九段線」が描かれており、市当局が没収していたことが明らかになった。

 九段線は広さ約350万平方キロメートルの南シナ海のうち、90%の領有権を主張。同海域ではブルネイ、マレーシア、フィリピン、台湾も領有権を主張しており、中国の主張は国際社会の強い反発を招いている。
 この旅行会社は上海への旅行を宣伝していた「Hola China」で、パンフレットは見本市の開幕日に発見、没収され、一般の入場客に配布されなかったという。市当局によると、九段線はパンフレットの隅に掲載された地図に印刷され、よく見なければわからないほどだった。市は同社のブースを閉鎖させた。(時事)